低血糖症

原因

低血糖症

血流
アルコール摂取により低血糖症になると、頭痛、だるさ、筋肉痛などの症状が現れます。
特に、あまり食べ物を食べないで長時間アルコールだけ飲み続けたり、深酒してしまった場合に低血糖症になってしまう可能性が高まります。

糖代謝の仕組み

人間は活動するためのエネルギーを糖分から得ています。
糖分は、砂糖はもちろんですが、炭水化物、脂肪分などの栄養分からも摂取することができます。
通常、身体は次のような仕組みで食事で摂取した栄養分を糖分に変換し、エネルギーとして活用しています。
この糖代謝システムが働くことで、ヒトは空腹時でも活動をつづけることができます。

通常時の糖代謝

  1. 食事で糖分、炭水化物、脂肪分などを摂取
  2. 炭水化物、脂肪分は肝臓で糖分に変換される
  3. 摂取された糖分は、体全体に供給されると共に、肝臓で予備糖分として備蓄される(約8時間分の糖分)
  4. 空腹で糖分不足になると、肝臓がたくわえていた糖分を放出する
  5. 肝臓の予備糖分もなくなったら、今度は、糖新生(とうしんせい)と呼ばれる糖代謝法で体脂肪を糖分に分解して糖分不足を補う

食事をしなくても水さえあれば1ヶ月ぐらい生きられる」と言いますが、これは糖新生(とうしんせい)が働くからです。
それから、炭水化物ダイエットは、糖新生(とうしんせい)を利用したダイエット方法になります。
糖新生(とうしんせい)の仕組み、なんとなくイメージできたでしょうか?
前置きが長くなりましたが、ここで本題のアルコール摂取で止まってしまう糖新生(とうしんせい)のお話に移ります。

アルコール摂取時の糖代謝

飲酒による低血糖の症状は、二日酔いの朝以降に出やすいです。
アルコールを飲むと次の変化が起こります。

  1. 糖代謝が早まる(アルコール分解で糖分に必要になるため)
  2. 糖新生(とうしんせい)が止まる(肝臓がアルコール分解処理を優先するため)

炭水化物など糖分の原料となるものを食べ続けていたら問題はないのですが、寝るとその供給はストップしてしまいます。
一旦寝てしまうと8時間ぐらいは起きないでしょう。深酒した日だともっと寝入ってしまうかもしれません。
「糖代謝の仕組み」で書きましたが、肝臓に一時的にたくわえることができる糖分は約8時間分。
ということは、肝臓に備蓄された糖分は翌朝ぐらいに底をついてしまうことになります
通常はここから糖新生(とうしんせい)が発動して、糖分補給が継続されます。
しかし、二日酔いの朝、前日の深酒によりアルコール分解がまだ終わっていない場合は、糖新生(とうしんせい)がはたらかず、低血糖症になるリスクが高まります
低血糖症になると、頭痛、だるさ、筋肉痛などの症状につながってしまいますので注意が必要です。

対処方法

二日酔いの朝は起きるのが億劫だと思いますが、一旦起きて食事による糖分補給と水分補給を行ってください。朝にちゃんと糖分補給できれば、低血糖症は回避できます。
飲み過ぎによる吐き気、胃のむかつきがある時は、スポーツドリンクやグレープフルーツジュースなどによる糖分補給をこころがけてください。
お酒を飲んだ次の日に無性に食欲がアップすることがありますが、それは低血糖状態になっており、体が糖分を欲しているためです。
甘いものでもこってりしたものでも、食べたいと思うものを食べるのがよいでしょう。
また、〆ラーメンや〆パフェなどの慣習がありますが、これも低血糖対策としては非常に有効な予防方法と考えられます。
食事で回避できる症状もあることを知っていただけたかと思いますので、二日酔い朝の朝食は抜かないよう心がけてください。

原因
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STOP!二日酔い