アセトアルデヒド

原因

アセトアルデヒドとは?


アルコールの主成分であるエタノール(※)は、体に入ると肝臓で3つの分解工程を経て、最終的に水・二酸化炭素になって排出されます。アセトアルデヒドは、この分解工程の中で生成される物質で、毒性があります。二日酔い症状の主要因とも言われていて、頭痛、吐き気、全身倦怠感(だるさ)など様々な二日酔い症状を引き起こします。
※アルコールとエタノールの違い

アルコール、エタノール、エチルアルコール、酒精とそれぞれ呼び方は違いますが同じものです。 「アルコール」は広義には、エチルアルコール、メチルアルコール、プロピルアルコールなどアルコール類の総称です。 しかし、一般的にはアルコールといえばエチルアルコールを指します。 「エタノール」は国際化学命名法の呼び名で、「エチルアルコール」は慣用名、「酒精」は日本語の名称です。
出典:経済産業省 中部経済産業局

エタノールの分解処理

お酒に含まれるエタノールは、肝臓で次の2つの分解処理を経て無毒化されます。

アルコールは脳を麻痺させる働きがあるので「酔い」の症状を発生させますが、頭痛、吐き気などの症状の原因にはなりません。
頭痛、吐き気などの症状は途中で生成されるアセトアルデヒドの中毒症状になります。

アルコール分解力は人によって違う?

実は、アルコール分解能力は人によってあまり差がないと言われてます。
お酒に強い人・弱い人の差は、アセトアルデヒドの分解能力の差だったんです。
 
お酒を飲みはじめるとすぐに顔が赤くなるヒトがいる一方で、顔色を変えずに飲んでいるヒトもいます。顔がすぐに赤くなるヒトのほとんどは”お酒に弱いタイプ”だといえます。しかし、「自分は顔が赤くならないのでお酒に強いタイプだ。だからアルコール(エタノール)が身体から無くなるのが速いんだ」と思っていませんか?それは正しくありません。
実は、”エタノール”を分解(代謝)する能力はお酒に強い・弱いといった体質と直接的な関係はありません。
“アセトアルデヒド”を分解する能力がお酒に強い・弱い体質を決めているのです。(文献1)
下図は、アサヒビールが行った調査結果です。お酒に強い人と弱い人、それぞれの飲酒後の血中アルコール濃度と血中アルデヒド濃度の比較がされています。
出典:アサヒビール

データ1 焼酎甲類を飲んだ後の血液中のアセトアルデヒド濃度

血液中のアセトアルデヒド濃度(お酒に強いタイプ)血液中のアセトアルデヒド濃度(お酒に弱いタイプ)

データ2 焼酎甲類を飲んだ後の血液中のエタノール濃度

血液中のエタノール濃度(お酒に強いタイプ)血液中のエタノール濃度(お酒に弱いタイプ)
出典:【アサヒビール】お酒に強い・弱いとはどういうことなのでしょうか
このようにアセトアルデヒドは、飲酒において非常に重要なファクターになっています。

対処のポイント

肝臓によるアセトアルデヒドの分解をどう早めるか?がカギになります。
市販のドリンク剤には、肝臓のアルコール代謝を助ける成分が配合されていますが、アセトアルデヒトに効果的な成分TOP3は、次の3つです。

  1. アラニン(アセトアルデヒド分解を促進)
  2. Lシステイン(アセトアルデヒド分解を促進)
  3. タウリン(肝臓の機能回復)

昔から「二日酔いの朝にはシジミのみそ汁がよい」と言われますが、これはシジミに含まれるアラニン、タウリンといったアルコールを分解する成分が多く含まれているからと言えます。ただ、しじみ汁1杯から摂取できる各種有効成分の量は知れているので、残念ながら即効性は期待できるものではありません。

アラニン含有量

 食材 含有量
しじみ 400mg
はまぐり 300mg
あさり 100mg
※100gあたり

また、アルコール分解の際にフリーラジカル(活性酸素)と呼ばれる有害物質が生成され、肝臓の細胞組織を傷つけてしまいます。肝臓が疲弊すると機能低下を起こし、アルコール分解力も落ちてきてしまうので、タウリンなどの機能回復成分も大事な栄養分となります。

市販ドリンクの有効成分含有量

アラニン、Lシステイン、タウリンは市販のドリンク剤やサプリに多く含まれているものがあります。

アラニンのカンタン摂取法

アラニンはアセトアルデヒド対策の特効薬と呼ばれており、とても高い効果が期待できます。
初めて耳にする方も多いと思いますが、手軽に入手できるすサプリが市販されているので、ぜひ二日酔い対策アイテムに加えてみてください。
アラニンを含むサプリのランキング(含有量順)

  1. ノ・ミカタ(1,400mg/1本)
  2. 東大サプリメント乾杯式アミノ酸(1,300mg/1本)
  3. 宍道湖しじみ(1250mg/1粒)

1位の「ノ・ミカタ」は、味の素発売のアミノ酸含有食品です。(※以前、ドリンク剤タイプがコンビニでも販売されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?)Amazonレビューを見ても評価がとても高いので効果の信頼性も高そうです。早く治したい人は、飲酒後も飲まれるとよいでしょう。
ノ・ミカタ
2位、3位はアラニン以外にもオルニチンなどの含有量も高いので、場合によっては「ノ・ミカタ」よりも高い効果が見込めるかもしれません。どちらもAmazonでは販売されておらず、レビュー情報がありませんが、試してみる価値はあるかと。

Lシステインのカンタン摂取法

Lシステインは、シミ・ソバカス対策の効果があるため、美容系のサプリとして有名ですが、アセトアルデヒド分解効果も高く、アラニンに並ぶ効果が期待できます。
Lシステインを含むサプリのランキング(含有量順)

  1. NOW Lシステイン(500mg)
  2. ハイチオールCプラス(240 mg)
  3. システィナC(240 mg)

知名度が高いのはエスエス製薬の「ハイチオールCプラス」ですが、第一三共ヘルスケアの「システィナC」もLシステイン含有量では同等です。
また海外製のサプリ「NOW Lシステイン」が含有量ではナンバーワンです。価格も最安で、Amazonでも購入できます。
Lシステイン

タウリンのカンタン摂取法

タウリンにもアセトアルデヒドの代謝を早める効果と、二日酔いで弱った肝臓の機能を回復させる効果もあります。
滋養強壮系のドリンク剤のCMなどでよく聞く成分ですね。
二日酔い対策で滋養強壮剤を飲まれる方は少ないかもしれませんが、実は二日酔い防止効果もあるのでお試しください。
タウリンを含む栄養ドリンク剤のランキング(含有量順)

  1. リポビタンDスーパー(2,000mg/100ml)
  2. チオビタドリンク2000(2,000mg/100ml)
  3. リポビタンD(1,000mg/100ml)

リポビタンDスーパー2000

まとめ

アセトアルデヒドは二日酔いの主原因であるにもかかわらず、対策をとっている人が非常に少ないので、数ある二日酔い対策のなかでもいちばんおすすめな対策です。
ぜひお試しください!

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